ナトリウム、クロール、カリウムnatri

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ナトリウム、クロールなどの検査項目について

ナトリウム、クロール、カリウム

ナトリウム、クロール、カリウムは、体内で重要な役割を果たす電解質です。これらの物質は体内の水分バランスの調整、神経伝達、筋肉の収縮など、生命維持に欠かせない機能を担っています。健康診断でこれらの電解質を測定することで、体内のバランス異常や腎臓機能、ホルモンの働きの問題を早期に発見できる可能性があります。

このページでは、各検査項目の意味や検査方法、基準値、異常値が示す可能性のある疾患について詳しく解説します。健康診断の結果が気になる方は、東淀川区の中城クリニックへお気軽にご相談ください。

ナトリウム(Na)

どういう検査項目なのか?

ナトリウムは体内の水分量やpHを一定に保つ働きをする主要な電解質です。血圧の調整や神経・筋肉の刺激伝達といった機能も担っています。

どうやって調べるのか?(検査方法)

採血した血液を用いて、自動分析装置で測定します。

一般的な基準値は?

一般的な基準値は135~145 mEq/Lです

「異常あり」の場合に考えられる病気は?

高値の場合

  • 脱水症
  • 尿崩症
  • 水分不足 など

低値の場合

  • 腎不全
  • 心不全
  • 水分の過剰摂取 など

【ポイント】

ナトリウム値は体内の水分バランスを反映するため、脱水や水分過剰の指標となります。異常値の場合には、医師の指示に従って適切な対応を取るようにしましょう。

クロール(Cl)

どういう検査項目なのか?

クロールはナトリウムと同様に、体内の水分量やpHを調節する働きをする電解質です。

どうやって調べるのか?(検査方法)

ナトリウムと同じく、採血した血液を自動分析装置で測定します。

一般的な基準値は?

一般的な基準値は98~108 mEq/Lです。

「異常あり」の場合に考えられる病気は?

高値の場合

  • 脱水症
  • 腎不全 など

低値の場合

  • 嘔吐
  • 原発性アルドステロン症 など

【ポイント】

クロール値はナトリウム値と連動して変動することが多いですが、代謝性アシドーシスやアルカローシスの診断にも役立ちます。異常値の場合は、他の検査結果と合わせて総合的に評価することが重要です。

カリウム(K)

どういう検査項目なのか?

カリウムは主に細胞内に存在し、神経や筋肉の機能、特に心臓の正常な働きに重要な役割を果たす電解質です。

どうやって調べるのか?(検査方法)

他の電解質と同様に、採血した血液を自動分析装置で測定します。

一般的な基準値は?

一般的な基準値は3.5~5.0 mEq/Lです。

「異常あり」の場合に考えられる病気は?

高値の場合

  • 腎不全
  • カリウム過剰摂取
  • アジソン病 など

低値の場合

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 利尿薬の影響
  • アルドステロン症 など

【ポイント】

カリウム値の異常は心臓の機能に直接影響を与えるため、特に注意が必要です。軽度の異常でも、異常値が出た場合は必ず医師に相談しましょう。

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