- HOME>
- 大腸がん
大腸がんについて
大腸がんは、結腸や直腸の粘膜細胞から発生するがんです。日本人の間で増加傾向にあり、早期発見・早期治療が重要です。
大腸がんの発生と進行
大腸がんは主に以下の2つの経路で発生します。
- ◎良性の大腸ポリープ(腺腫)からのがん化
- ◎正常な大腸粘膜からの直接発生
がんは内側から外側へ進行し、早期大腸がんと進行大腸がんに分類されます。
大腸がんの症状
初期段階では自覚症状が乏しいですが、進行すると以下の症状が現れることがあります。
- 血便
- 便通異常(便秘や下痢)
- 腹痛
- 貧血症状(めまい、倦怠感) など
このような症状に気づいたら、すぐに医療機関を受診しましょう。
大腸がんの原因
大腸がんの原因は明らかになっていませんが、生活習慣などの要因が発症に関わっていると考えられています。
生活習慣
- 高脂肪・低繊維質の食事
- 運動不足
- 肥満
- 喫煙
- 過度な飲酒 など
その他の要因
- 年齢(50歳以上でリスク上昇)
- ご家族に大腸がんの人がいる(家族歴)
- 炎症性腸疾患の既往 など
大腸がんの検査
スクリーニング検査
- 便潜血検査:簡便で非侵襲的な検査方法です
精密検査
- ◎大腸カメラ検査(内視鏡検査):直接観察と生検が可能です
- ◎注腸造影検査:X線によって大腸全体の観察を行います
- ◎CT検査:転移の有無などを確認します
大腸CT検査(CTコロノグラフィ)を実施
当クリニックでは、大腸CT検査(CTコロノグラフィ)を行っています。従来の大腸カメラ検査と比べて患者様の負担が少ないのが特徴です。
大腸カメラ検査に抵抗がある方や、様々な理由で内視鏡検査が困難な方におすすめです。また、健康診断のオプション検査としても受診していただけます。
大腸がんの治療
治療方法は、がんの進行度や患者様の状態に応じて選択されます。
内視鏡治療
早期がんに対して行われる低侵襲な治療方法です。
外科手術
がんの完全切除を目指す標準的な治療方法です。
化学療法
がんの進行を抑制したり、手術後の再発を予防したりする目的で行われます。
放射線治療
直腸がんなどで、単独または他の治療方法と併用して行われることがあります。
定期的な健康診断の重要性
大腸がんは早期発見・早期治療が可能ながんの1つです。当クリニックでは、40歳以上の方に年1回の健康診断、また大腸がん検診の受診をおすすめしています。
定期的な健診(検診)により、早期段階でがんを発見できる可能性が高まります。また大腸ポリープなどの前がん病変も発見できるため、がんの予防にも効果的です。また健康診断のオプション検査として、大腸CT検査を受けていただくことが可能です。
大腸がんの予防と早期発見のために、定期的な健康診断を心がけましょう。気になる症状がある方、検診に関心のある方は、東淀川区の中城クリニックへご相談ください。