ビリルビンbilirubin

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ビリルビンの検査項目について

ビリルビンの検査項目について

ビリルビンは、体内で重要な役割を果たす色素成分です。主に古くなった赤血球が分解される時に生成され、肝臓で処理された後、胆汁として体外に排出されます。

このページでは、検査項目の意味や検査方法、基準値、異常値が示す可能性のある疾患について詳しく解説します。健康診断の結果が気になる方は、東淀川区の中城クリニックへお気軽にご相談ください。

ビリルビン

どういう検査項目なのか?

ビリルビン検査は、血液中のビリルビン濃度を測定する検査です。ビリルビンには主に2種類あります。

  • ◎間接ビリルビン:肝臓で処理される前の形態で、赤血球の分解によって生成されます
  • ◎直接ビリルビン:肝臓で処理された後の形態で、胆汁中に排出されます

これらを合わせたものを総ビリルビンと呼びます。通常の健康診断では総ビリルビンが測定されますが、必要に応じて直接ビリルビンも測定されることがあります。

ビリルビン検査は主に以下の目的で行われます。

  • 肝臓の機能評価
  • 胆道系の閉塞や障害の検出
  • 黄疸の原因究明
  • 溶血性貧血の診断
  • 新生児黄疸の評価 など

どうやって調べるのか?(検査方法)

ビリルビンの測定は通常、血液検査で行います。

 一般的な基準値は?

総ビリルビンの一般的な基準値は0.2~1.2 mg/dLです。ただし、検査機関や使用する測定法によって多少の違いがある場合があります。
直接ビリルビンの基準値は通常0.1~0.3 mg/dL程度です。

「異常あり」の場合に考えられる病気は?

高値の場合

  • 肝炎(ウイルス性、アルコール性など)
  • 肝硬変
  • 胆石症
  • 胆道閉塞
  • 溶血性貧血
  • ギルバート症候群(体質性黄疸)
  • 新生児黄疸 など

【ポイント】

ビリルビン値が高くなりすぎると、皮膚や目が黄色くなることがあります。生まれつきビリルビン値が高めの人もいます。検査結果が気になる場合は、医師に相談しましょう。

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