アミラーゼamylase

  • HOME>
  • アミラーゼ

アミラーゼの検査項目について

アミラーゼの検査項目について

アミラーゼは、私たちの体内で重要な役割を果たす消化酵素の1つです。主に膵臓と唾液腺で生成され、炭水化物の消化を助ける働きがあります。アミラーゼ値を測定することは、膵臓などの健康状態を評価する上で非常に重要です。

このページでは、検査項目の意味や検査方法、基準値、異常値が示す可能性のある疾患について詳しく解説します。健康診断の結果が気になる方は、東淀川区の中城クリニックへお気軽にご相談ください。

アミラーゼ

どういう検査項目なのか?

アミラーゼ検査は、血液中または尿中のアミラーゼ濃度を測定する検査です。この酵素は主に膵臓と唾液腺で生成されるため、これらの器官に問題がある場合、血液中や尿中のアミラーゼ濃度が変化します。

どうやって調べるのか?(検査方法)

アミラーゼの測定は通常、血液検査または尿検査で行います。

  • 血液検査:採血した血液サンプルを用いて、血清中のアミラーゼ濃度を測定します。一般的にはJSCC標準化対応法という酵素法が用いられます
  • 尿検査:24時間蓄尿または随時尿を用いて、尿中のアミラーゼ濃度を測定します

これらの検査は、自動分析装置を用いて迅速かつ正確に行われます。

一般的な基準値は?

アミラーゼの基準値は、測定方法や検査機関によって若干異なる場合がありますが、一般的な基準値は以下の通りです。

  • ◎血清アミラーゼ:37~125 U/L
  • ◎尿中アミラーゼ:100~490 U/L(随時尿)

ただしこれらの値はあくまで目安であり、その方の健康状態や年齢、性別などによって多少の変動があります。

「異常あり」の場合に考えられる病気は?

高値の場合

  • 急性膵炎
  • 慢性膵炎の急性増悪
  • 膵臓がん
  • 耳下腺炎(ムンプスなど)
  • 唾液腺腫瘍
  • 胆石症
  • 腎機能障害 など

低値の場合

  • 重度の膵臓機能不全
  • 慢性膵炎の末期
  • 嚢胞性線維症 など

【ポイント】

アミラーゼは、膵臓や唾液腺の健康状態を知る大切な指標です。ただし値が高くなる原因は多岐にわたりますので、他の検査結果や症状と合わせて総合的に判断します。また、食事や運動、ストレスでも一時的に値が変わることがあります。

TOP

電話番号

電話番号06-6327-5002